i-Auditorの概要
i-Auditorは、ファイルサーバへのアクセス監視に特化したネットワーク監視システムです。メインファイルサーバだけでなく、各フロアや部署ごとに設置されたサーバをそれぞれ監視し、ログをまとめて閲覧することができます。専門的な知識を持たない方でも、直感的な操作で簡単に必要な情報にアクセスできます。
ファイルサーバに迫る脅威
企業のほとんどの機密情報はファイルの形で管理され、あるいはその仕様や構造がファイルに記載されています。それを集積したファイルサーバへの不正アクセスは直接的な情報漏洩を引き起こす重大なセキュリティインシデントであり、多くのマルウェアの目的でもあります。
たとえ不正なプログラムによる権限のないアクセスを防いだとしても、実際に権限のある従業員によるデータの持ち出しなどは、故意と過失とを問わず発生するリスクがあります。i-Auditorはそのようなリスクを減らすためのセキュリティ機能と、問題が発生した際の情報の閲覧や分析をするためのマネジメント機能を兼ね備えています。
i-Auditorにできること
i-Auditorはファイルサーバの抱えるリスクに対応するため、分析の難しいSMB(Server Message Block)通信のログを整理し、まとめて閲覧可能にします。
豊富な検索オプションと直感的に操作可能なGUIにより、不審な通信の発生を監視するのみならず、平時のファイルサーバ管理においてもログの分析にかかる時間と手間を大幅に短縮します。
i-Auditorの特徴
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完全エージェントレス
監視対象端末へのソフトウェアのインストールは不要です。
そのため、既存の端末やネットワークに影響を与えることなく導入することが可能です。 -
コピーの操作が確認可能
他社製品では確認できない場合も多い「コピー」の操作をはじめ、13種類の操作に対してログの確認が可能です。
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一台で複数のサーバを監視可能
接続したスイッチの配下すべてのサーバへのアクセスを閲覧できるほか、
複数のi-Auditor CXをi-Auditor AXで一括管理・閲覧することも可能です。 -
セキュリティ機能
事前に「不正アクセス」とみなす条件を登録することで、
管理者に対してその発生を通知するメールをリアルタイムで送信することが可能です。 -
端末・ユーザの容易な管理
アクセスを行った端末のホスト名・ユーザ名をネットワークから自動取得します。
動的IPを用いた環境下でも、誰による通信か一目で判別できます。 -
OSを問わず使用可能
ソフトウェアに依存しないため、あらゆる種類のファイルサーバに対応可能です。
このようなニーズにお応えします
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拠点のファイルサーバログを一元管理したい
同時に複数のサーバを監視できます。
出先拠点(支店、支社等)までを含めた、
複雑かつ大規模なネットワークにも、柔軟に対応します。 -
接続端末からファイルサーバへの通信をリアルタイムで監視したい
リアルタイム、あるいは指定した期間で、
IPアドレス・ユーザ名・クライアント名・ドメイン名・OS情報を取得できます。 -
システム変更なしでファイルサーバのログ監査を行いたい
ミラーポートに設置するだけで導入が完了するため、
既存のネットワークへの影響を考慮する必要がありません。
設置後すぐにアクセスログの取得を開始できます。 -
ネットワーク上にあるWindows XP、7の端末を知りたい
ネットワーク上に存在するWindows OSバージョンの端末を正確に検出できます。